中の橋
中の橋は、 市内中心部や岩手公園に近く交通量も極めて多い橋で、周囲は歴史的建築物が多く盛岡を代表する景観をつくっています。
現在の橋は79年の補修の際、 「明治から大正にかけてのイメージを」という意見をもとに、岩銀の赤レンガと一体になるよう照明をガス灯の型で青銅風に彩色し、 レトロな雰囲気をかもしだしています。
慶長16年(1611)にできたこの橋は、 紺屋町などの商店街と内丸の武家屋敷とを結ぶ橋で、当時は武士だけが通れる橋でした。
現在の岩手銀行中の橋支店の十字路を 「札の辻」と呼び、橋のたもとには番所がありました。橋を渡れば内丸を取り囲む塀があり、さらに番所があったそうです。

上の橋、中の橋、 下の橋の橋には擬宝珠が置かれていましたが、昔は橋が流れるほどの大洪水が十数回あり、1910(明治43) 年の大洪水で橋が流失した際、鉄の欄干の橋に架け替えられ、擬宝珠は上の橋と下の橋に移されたということです。
初夏の風物詩チャグチャグ馬ッコの途中では、 中の橋の河原で休憩した後「洗足の儀」が行なわれ、身を清めた一団は中の橋を渡って盛岡八幡宮に向かいます。 秋には川にサケがのぼり、 多くの人達が橋から川を見下ろす光景が見られます。
[ 中津川かいわい ]
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